夏ごろには1歳を前にしてしりゅう君よりも大きいぐらいになりました。
暑いのが好きなシギ君でしたが、夏はやっぱり暑かったと思います。
シギ君はとても水を飲む子でした。しりゅう君よりも何倍も入る大きなすり鉢の水を毎日飲み干していました。
鎖が絡まないようにしりゅう君とシギ君の間にはフェンスを付けていましたが、そのフェンス越しにしりゅう君から様々なことを教えてもらったと思います。
しりゅう君は良い先輩であり、お手本でした。
シギ君にはときどき眉が現れました。
でもその眉がなんとも情けないというか、間が抜けているというか、愛すべきキャラクターを表していました。