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シギ君を偲んで19【最期の4か月】

丸沼高原へ出かけた2015年10月の終わりごろ、左太ももにできたふくらみが500円玉ぐらいになった。
診察の結果腫瘍であることが分かり、2軒目の病院で手術のためのレントゲンで肺にも転移していることが判明。
シギ君の年齢もあり、手術をしないことにしたけれど、検査でいじったためか、急速に大きくなっていった。

12月になると、ソフトボールぐらいに大きくなった腫瘍。
年が明けると噴火口ができるみたいに破裂した。
おかあさん特製のカバーを付けて暮らす毎日になった。

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雨に当たって患部がぐちゃぐちゃになってはいけないと、これもおかあさん特製の超撥水レインコートも。でもこのコートは2回ぐらいしか着ないで終わってしまった。

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破裂した患部は毎日朝晩、日によっては朝昼晩と一日2・3回手当をしなければならない。
シギ君はよく理解していて、こうして椅子の上でじっと終わるのを待っていてくれた。

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一生を私たちと暮らしたシギ君は、我が家が大好きでした。
雷や花火に地震、臆病者だったシギ君にはこんなことがありました。
雷雨がすごかったある日、雷が収まってきたので、散歩に出たところに雷鳴がとどろき、シギ君は一目散に家に駆け戻りました。
我が家こそ最高の場所だったようで、それ以上はなかったようです。

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シギ君、13年5か月の楽しい毎日毎日をありがとう。

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