3月は大変なひと月でした。
みまりはひにん手術を受けてお腹がいたいな~と思っていたところに注射を打たれて・・・
直後から気持ち悪いし、夜になってからはけいれんが起きて、ブルブル、ブルブル・・・もう生きている気がしなかった。
おとうさんとおかあさんの話だと、最後の痙攣のときはみまりが化け猫に見えたそうな。すごい声も出ていたらしい。
みまりは覚えていないんだけど・・・
そのとき、みまりは“三途の川”っていうの?
渡ろうとしたら、“おまえはまだ渡すわけにはいかないっ!!”って言われて、なんでっ!?って、そこに立ち尽くしていた。
遠くからゆっくり近づいてくるシギじぃが見えた。
そのあと、徐々に意識が戻ると、みまりの部屋と同じぐらいのガラス張りのお部屋の中にいて、腕にチューブがついた針が刺さっていて、やたらにおしっこがしたくなって、いっぱいでちゃいました。でも、だんだんに体が楽になって、“みまり、生きてる!”って感じになりました。
5日ぐらい経っていたらしい。
シギじぃは病院まで迎えに来てくれたんだけど、とてもとてもしんどそうだった。
家に帰ってきた翌朝、シギじぃから“みまり、おまえが帰ってきたから、やっと虹の橋渡れるようになった。川の向こうでしりゅうじぃが待っている。後をよろしく!”って、ペットの王座を渡された。
“しりゅうじぃ”って教室の壁にかかっている絵のおじさんのことらしい。
シギじぃはみまりが家に帰ってくるのを待っていたようだ。
寂しいな。
みまり、目は見えないし、音も聞こえない。においもわずかにしか判らない。
家の中の様子は少しは分かるようになったけど、結構不自由。
でも、がんばるんだっ!
(み)